Mono Ludens Style vol.3 「快適秘密基地ライフ」

秘密基地と聞いて、ときめかぬ男子などこの世にはいない。

「このこと、絶対誰にも言うなよ?俺とお前との秘密だからな!」

知られたくないのなら、極秘事項は誰にも明かさず墓場まで持っていくべきだと思う。しかし、丹精込めて建設した自慢の基地。本当に秘密のままでいられる男子もまた、この世には存在しないのであった・・・。

椅子に座ったままで全ての道具や食料に手が届く様、完璧に配置されたソロサイト。誰に褒められなくとも、自分だけが満足できれば良い。ゆえに完ぺきという言葉の意味も必然的に軽くなるというもの。うむ、カンペキだ。

基地というからには、雨風をしのげる設備であることが望ましい。出来ることならば、洞穴みたいな場所が見つかれば最高である。だが、そんなもの滅多やたらにある筈もないので、今回は押し入れに眠っていたテントとタープで自分だけの場所をこしらえた。とりあえず常設するつもりはないので、居住空間と寝室の必要最低限の設備。それでも、一日だけならば十分楽しめるというものだ。

そして、多くの秘密基地マニアがこだわるのは、何といっても建物同士の連結部分であろう。ここが如何にしっかりと、なおかつ美しく繋がっているのか、一見どうでもよい事に思えるが、所有者にとってはとても重要なポイントなのである。居住空間、寝室、遊び場、倉庫、色んなスペースを合体させて一つの複合施設に育てていく満足感は、兎にも角にも連結部分の精度にかかっていると言っても過言ではない。

入り口も重要なファクターだ。何となく、狭くて一人しか通れない方が秘密基地らしいと思う。細長いトンネルをくぐり抜けたら、そこには自分だけの極秘空間が!みたいな感じ。

えーと、皆様、私についてきて下さっているだろうか?

さて、それでは早速狭い入り口からメイン施設の内部を紹介しよう!

・・・と、思ったが、今日は気分が良いので、裏側の隠し扉から中へ入るところをお見せしようと思う。ここは、敵が攻めてきた際に逃げ出すための非常口であり、本当は最重要機密事項なのだが。

っていうか、敵って誰のことだろう?

見たまえ諸君。床一面に敷き詰められた布団を。これぞ寝床。イヤ、塒(ねぐら)と呼んだ方がしっくりくるだろうか。よく布団に潜り込むなどと言うが、それは正にこういった部屋にこそ相応しい言葉。あとは一日中、布団の上でダラダラと過ごしてほしい。ここは誰にも邪魔されず、誰からも文句を言われない独立国家なのだから。

さあ!この「ねぐら」に一人籠って、自分だけの時間を思う存分楽しもうではないか!!

男とは何時までも少年の心を持ち続ける生き物である。

だったら、自分だけの空間を求めるのも悪くない。そして自分好みのギアを集め、夜な夜な眺めてはニヤニヤすればいい。それらを全て自慢の秘密基地に並べ奉り、時には誰かに自慢したって良いではないか。

それこそ私が提唱する、快適秘密基地ライフに他ならないのだから。

ところで、今回の事は皆様と私だけの秘密にしておいて頂きたいのだが・・・。

Profile

Author : Shigeki

 

元来、活動そのものよりも、むしろ道具集めに熱心なタイプの自称アウトドア派であった。最近は体調不良という理由に託け、休日の度に一日中インドアでダラダラしている男がいたとするならば、それは間違いなく私の事である。

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