Mono Ludens Style Vol.2 「ようこそ、独りカフェへ!」

無類の珈琲好きでも無いくせに、カップを片手にエレガントな一時を味わいたいと凝り始めた、自称「独りカフェ」。まぁ、珈琲を極めたいなどと大層な野望を持っているわけではないが、先ずは恰好から入るのが私の流儀。

色んな情報を独自の極秘ルートでかき集めた結果、フレンチ・プレス式なる抽出方法が豆の特徴を引き出す最適な手法だと知り、とりあえず最初の一歩はそこから始まったのだが・・・

うげぇ、にげぇ、、、粉っぽい。。。

自身の腹黒さとは裏腹に、珈琲はブラックの経験が皆無だった私の第一声。

豆の、特・・徴・・・?

違いの分からない男には、少々敷居の高い嗜好なのだろうか・・・。

こりゃぁ、三日で飽きるな。そう確信した瞬間であった。

しかし、月日は流れ・・・

勢いで買い揃えた道具一式・・・普段ならば、とっくのとうにタンスの肥しとなり果てているハズなのに、何故か未だに健在だ。それどころか、色んな意味でパワーアップされている御様子。ゴリゴリ・マシーンも、素人が考えうる中でも最強クラスの粉砕力を誇る代物。

抽出方法も変えた。どうやら、私にはペーパー・ドリップ式が合っているらしい。これは、珈琲のテイストを重要視した結果ではなく、器具の取り扱いや後片づけも含めた総合的な判断である。面倒臭がりな私にとって、手間の掛かる作業は御法度だからだ。淹れた後、ペーパーフィルターをゴミ箱へポイッ!

この簡便さは、大きな魅力の一つだ。

お湯をチョロチョロ入れる作業も、適度に楽しい。ハンド・ドリップは腕の差がハッキリと出るらしく、その辺りも熱い挑戦心が奮い立たせられる部分でもある。

などと、ガラにもない事を言ってみたりする私。

フレンチ・プレス式と比較して、スッキリとした味わいで飲みやすい。あと、無理してブラックで楽しむフリをすることもやめた。勿論、その日の体調や気分によって、無糖の方が美味しいと感じる時もある。が、あくまで嗜好品、自分の好きなように飲めば良いじゃないか!

少なくとも、私はそう思う。

ちなみに、コレは私のお気に入りシュガー・トング。偶然見つけた英国製のアンティーク・シルバー・カトラリーだ。鳥の足をモチーフにしているらしいが、どう見ても悪魔の手っぽいところがポイント。おもむろに角砂糖を鷲掴み!そして、漆黒の汁へと投入するのである。

「グハハハ!貴様を暗黒の深淵へと引きずりこんでやるぞっ!!」

と、カップに向かって叫びながら・・・。

ようこそ、独りカフェへ!!

Profile

Author : Shigeki

 

元来、活動そのものよりも、むしろ道具集めに熱心なタイプの自称アウトドア派であった。最近は体調不良という理由に託け、休日の度に一日中インドアでダラダラしている男がいたとするならば、それは間違いなく私の事である。

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