Japanese Lacquerware「Katawara Bowl」

これは、欅の木地に拭き漆という技法で黒漆を擦りこんだ器である。つまり、れっきとした漆器なのだが、何と野外での使用を前提に製作されているのだ。基本的に漆は紫外線に弱く、強い衝撃で塗膜が割れてしまう恐れもある。そういった中で、敢えてアウトドアに特化した食器を製作するということは、ある意味挑戦だと思う。

そんな素敵な品を目の当たりにし、自他ともに認めるアウトドア・ギア・マニアの私が放っておくハズがなかろう。

 

当然、このスプーンも拭き漆。但し、木地はセンという材料。非常に軽く、持つと何だか柔らかい感触の優しい木材。ヨーグルトなどをこれですくうと、とても口当たりがまろやかになる。

あぁ、スプーンによって、随分と味覚が変わるなぁ・・・と改めて感じさせられた。

 

大中小と異なる大きさの器。こうやって重ねることを、アウトドア用語でスタッキングと呼んだりする。持ち手部分が邪魔をして完全に重ねられていないのは御愛嬌だが、この持ち手部分こそがこの器のウリなので致し方ない。

前述したように漆の塗膜は衝撃には弱い為、器同士を直接重ねるのは気が引けるが、アウトドア食器である以上はスタッキングしてナンボ。ここは、心を鬼にして豪快に重ね合わさねばなるまい。

 

 

大きい器に主菜を盛り付け、中くらいには白飯を、さて小鉢はどうしようか。こういった悩みなら、何時までも悩まされたいものだ。

そう言えば・・・かつて、キャンプは特別好きではないとお話したこともあった。

そんな、最近めっきりインドア派になった私ですら、思わず野外へといざなわれてしまう。

そんな魅力が、どうやらこの器には秘められているようだ。

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Author : Shigeki

 

元来、活動そのものよりも、むしろ道具集めに熱心なタイプの自称アウトドア派であった。最近は体調不良という理由に託け、休日の度に一日中インドアでダラダラしている男がいたとするならば、それは間違いなく私の事である。

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