SIERRA CLUB「Sierra Club Cup」

これは、アウトドア活動に勤しむ者なら一目見て分かる、シェラカップと呼ばれる野外専用食器だ。色んなアウトドア・メーカーから発売されており、デザインこそ各社微妙に異なるが、基本的には把手の付いた深皿といった形状である。また、比較的過酷な条件での使用が前提となるので、丈夫で錆びにくい金属で製造されることが多い。一般的にはステンレス製なのだろうか。

ちなみに、コイツはシェラカップの元祖ともいうべき、”SIERRA CLUB”のオリジナル品。

 

カップと名が付くだけに、飲み物を注ぎ込むのが主な使用方法だろう、他には小鉢の如く一品盛付けるのは勿論の事、時には直接火をかけて調理をしたりする場合も。メーカーによっては蓋を販売しており、極少量の白米を炊爨するための飯盒代わりにもなるらしい。それどころか、緊急時に土を掘る為のスコップとしても使えるとか。まぁ、余程の事でもない限り、このカップで穴を掘るような事態にはならないだろうが。

そんな訳で、とりあえず無くても困らないが、あると意外に便利な道具かも知れない。

 

シェラカップは、この持ち手部分に各社特徴がある。本当に微々たる違いなのだが、ここの形状をパッと見れば、どのメーカーなのか直ぐわかるぜ!などと言うプロフェッショナルな御仁もいらっしゃることだろう。

ちなみに、素人キャンパーの私には、サッパリ見分けがつかないのは言うまでもない。

 

持ち手が手にフィットするのも大事だが、この様な場所への引っ掛けやすさも重要なファクター。何故ならば、実際にカップとして使用する事よりも、ある意味ディスプレイ的な目的の方が強かったりもする。キャンプサイトにおけるアウトドア・ギアとは、ひょっとすると見せ物なのかも知れない。勿論、必ずしもそういう訳では無いが、見せびらかしたい気持ちを否定することは、まぁ、恐らく誰も出来ないはずだ。

 

時に・・・このシェラカップ、限定品とか記念品として製造されることが多い為、直ぐにプレミア価格となってしまう困りモノなのだ。手に入り難くなればなるほど欲しくなり、そういうマニアによって値がどんどん吊り上がる・・・この傾向はアウトドア用品全体に言える事なのだが、御多分に漏れず「SIERRA CLUB」のオリジナルカップも目出度く製造終了となり、現在の価格は購入時の倍以上となってしまった。新品ではなく中古なのに、だ。

この風潮をどの様に捉えるかは、個々の判断に委ねるしかない。ただ、この先も続くだろうアウトドア・ギアの価格高騰に対し、どの様な価値観を持つかで今後の人生は大きく変わってしまう、そう言い切っても間違いでは無い気がしてならないのは、決して無駄遣い大魔王の私だけではないだろう。

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Author : Shigeki

 

元来、活動そのものよりも、むしろ道具集めに熱心なタイプの自称アウトドア派であった。最近は体調不良という理由に託け、休日の度に一日中インドアでダラダラしている男がいたとするならば、それは間違いなく私の事である。

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